山 行 報 告
2013/7/18〜21   越後・駒ケ岳         メンバ:根来、池勝(OB)  記録:根来 


前駒付近 駒ノ小屋 小屋は貸切 朝の銀山平方面 駒頂上からの八海山
駒頂上からの中ノ岳 明神峠にて 銀の道入口 石抱橋から駒を望む キヌガサソウ
ミヤマカタバミ ナエバキスミレ ヒメシャガ ベニサラサドウダン フジバカマとチャバネセセリ



【コースタイム】

(18日)
東所沢==銀山平駐車場(泊)

(19日)
銀山平駐車場7:10==荒沢岳登山口駐車場7:25…二合目7:45…道行山登山口8:25…道行山10:15…11:15小倉山11:25…百草ノ池12:20…駒ノ小屋14:00

(20日)
駒ノ小屋7:20…7:45駒ケ岳7:55…8:10駒ノ小屋8:36…百草ノ池9:10…9:49小倉山10:03…10:45道行山分岐10:57…11:52明神峠12:56…銀の道分岐12:10…石抱橋13:54…14:27荒沢岳登山口駐車場==大湯==下牧PA(泊)

(21日)
下牧PA==東所沢



【記 録】

(18日)
 東所沢を13時に出発して、小出のスーパーで食糧の買出しをする。銀山平では雨のため建物の陰に雨を避けてテントを張る。

(19日)
 少し雨の様子をみるが止まないので出発し、荒沢岳登山口に駐車する。石抱橋横の遊漁券を売っている家に登山届の提出場所を確認すると、預かってくれるとのこと。ついでに道行山登山口までのルートを確認する。

 林道を少し行くと右に「二合目」の標識があるのでその前の細い道を行くと上の林道に出る。林道を行くと骨投沢に出合うが大水で林道が崩壊しており沢床に降り流れに石を投げ込んで渡渉する。

 左に大きな杉があり右に赤布があるところが道行山の登山口であるが草に覆われていてちょっと見では判りにくい。しっかりとした踏み跡があるので忠実に辿ると小沢に出合い、右岸をへつるように細い道があるが一部くずれている。

 沢を渡りしばらくで登り坂となる。道は下部より判り易い。尾根筋を標高で150mほど登ると右に曲がり、なだらかな道となる。

 急登を一頑張りすると道行山の頂上である。頂上にはクロマメの木が沢山あり、小さな実をいっぱいつけていた。実が熟すころだとジャムが作れるくらい採れそう。少し下ると枝折峠からの道に出合う。

 小倉山付近は遅くまで雪が残っていたのか、マンサクやコブシが花盛りである。なだらかな道が続くが登山道は整備工事の最中で、所々に整備用機材が置いてある。ネマガリタケのタケノコを探しながらゆるゆる歩く。百草ノ池もまだ残雪の下。

 岩が出だしたあたりから、ハクサンコザクラやウラジロヨウラク、キスゲ、ナエバキスミレなどが見受けられた。下山して聞いた話だが小屋直下の岩場の下の方にシラネアオイの群生があるらしい。

 小屋には管理人がおらず、しかも登山者もおらず、我々だけの貸切であった。小屋はきれいでトイレも巻機と同じオガクズを撹拌するタイプで全く匂いがしない。疲れたので頂上は明日にまわしてグダグダする。

 焼酎、純米酒、ワインが置かれていたが、手を付けずに幸いであった。どうやら登山道整備の作業員用の酒のようであった。(これも翌日判明)

(20日) 
 今日は銀山平に下るだけなのでノンビリと7時過ぎにでかける。外に出ると女性の単独行者が登ってくる。駒をみると既に頂上近くに人影が…。少し雪田を踏んで頂上に着くと10名近くがいた。

 頂上からは八海山、中ノ岳はもちろん佐渡島、富士山、谷川岳、燧ヶ岳、日光白根などが望めた。しばらく眺めを楽しんで小屋まで下りる。

 登る途中の道行山分岐と小倉山の間で、クモキリソウらしき地生蘭を見つけたがうまく写真が撮れず、再度撮影すべく探したが結局は見つけられず断念。

 道行山分岐から先は小さなコブを3つほど越すと明神峠に着く。枝折峠の駐車場に沢山駐車しているのが見える。銀山平に下る道はもう少し下ったところで「銀の道」の標のところから右に下る。

 銀の道の標の少し手前に大明神の祠があり、最悪の場合は2〜3名位は寝れそうである。銀の道は道行山登山道に比べてはるかに整備されており、なお且つ数日前に刈払いされていたのですこぶる歩きやすい。(銀の道は枝折峠が出来る前に大湯方面から銀山平へ通ずる古道であった由。)

 974mピーク手前のなだらかな道の両側はアカモノが沢山なっていた。974mピークからは下るだけで登りはない。沢の脇を歩くようになると間もなく林道。前日歩いた道を辿って石抱橋に出る。

 計画書を預かっていただいた家に寄って、下山報告をし、 伝之助小屋前で汚れた靴を洗い、荒沢岳登山口駐車場までほんの少し歩く。

 計画だと銀山平で入浴、キャンプの予定であったが、急遽、大湯で入浴キャンプに変更。しかし大湯にはキャンプ場がなく、止むをえず帰路につく。このまま帰っても遅くなるので、下牧PAでテントを張って仮眠。

(21日)
 少し騒がしくなってきたので5時過ぎに出発。朝食タイムをとるなどして東所沢に9時すぎに到着。